YuikoIkebata-COKAの日常

-COKA Animal Rescue- Yuiko

元NY在住ファッションスタイリストが、日本へ帰って動物保護活動を始めるお話。私たちに出来る事をゆるーく書いていきます。

外猫さんを保護した方からの 保護依頼について

外猫さんを保護するにあたり
当会ではまず初めに
"本当に保護の必要があったかどうか"
を確認させて頂きます。

・弱っている猫さん
・一人で居る子猫さん
・明らかに捨てられている猫さん
 (段ボールなどに入れられている)
・親猫が全く帰ってこない子猫さん
・どこかに挟まって居て保護した子など
・負傷している猫さん

などであれば致し方ない状況として理解します。
ですが、
中には以下の様な理由で保護をされる方が居ますが
私は( )内の様に回答させていただいて居ます。

 

・親猫がしっかりお世話をしているのに子猫だけ保護
→(状況によりますが、基本的に私は親が一緒に居てしっかりお世話しているなら一旦見守るスタンスです。団体さんによって意見は分かれると思います。)
・元気な外猫さんでTNRをしているが一人で居るし可哀想。
→(それであれば貴方が保護できるスペースを作るべきです。)

 

外での生活で
見守ることが出来る子を保護をするのであれば人に依頼せず
ご自身で保護をできる状況を作ってから保護をして下さい。


それでは、本題に入ります。


●保護をできない理由として

・先住犬や猫を飼っている
→【うちにも先住犬猫は沢山います。】

・先住犬や猫と相性が合わない
→【本当に適切な会わせ方をしましたか?
 順を追って徐々に会わせ無ければ大体が喧嘩になります。
 ちゃんとした方法をお伝えするので、頑張って下さい。
 うちにもどう頑張っても喧嘩しかしない子達も居ます。】

・ペット不可住宅である
→【何故保護をしたんですか?引っ越す事は出来ませんか?一時的に預かる事は出来ますか?】

・先住が病気である
→【うちにも病気の子が沢山います。治療が必要な子が沢山います。】

皆さん自分で保護を【できない理由】を沢山挙げられますが、
貴方に【出来る事】を教えて下さい。

頑張って保護したけど、どうしても無理!
ならば、何をどう頑張ったかを教えて下さい。
そして、ご自身にまだ何か出来る事が無いかを尋ねて下さい。
そう言った質問にはしっかりと真摯にお答えさせて頂きます。

 

助けて欲しい!
と急に仰られても、私達も助けて欲しい位、
金銭的にも時間的にも切迫して居ます。

保護活動者は、国からの補助金などは一切有りません。
貴方と全く同じ、自分の生活も賄いながら保護活動をしているただの一般人です。

貴方からすれば
1 対 1
の相談でも
保護活動者達は
1 対 20
くらいの相談を受けて居ます。

保護活動者ならやって当たり前
保護活動者なんだからやってくれるに違いない
と、思って居ませんか?

保護活動をしている人の力だけでは
猫さん達全員を救う事は出来ません。

その子を助けたい"あなた"が、頑張ってください!
そうすれば、助けられる命はもっともっと増える筈です。


まず、貴方がその子に何を出来るか、
まだ何ができて居ないかを
以下のチェックリストを見ながら
確認して下さい。
そこから、一緒に解決策を考えるお手伝いならば致します。


●あなたに出来る事のチェックリスト

1. 初期医療にかける事
・身体検査
エイズ白血病検査
・ノミダニ駆除
・お腹の虫の駆虫
・検便
・負傷しているならば負傷部位の治療

2. お家の1スペースをその子の為にあける事
保護活動者の中には、洗面所など迄を使って
隔離をしたりしている人もいます。
本当にあなたのおうちの中、何処にもありませんか?

3. 先住さんが居る場合、先住さんとの距離の詰め方の再徹底
後から来た子は、ケージの中から合わせなければ、ほぼ高い確率で先住さんと喧嘩になります。
1-2週間は紹介期間として、お互いの様子が近くなるまではケージの中で過ごさせてください。
うまくいかせる方法の相談には乗ります。ご連絡ください。

4. 周りに飼える人が居ないか聞いてみる
この時、数点注意点を上げさせて頂きます。

・猫を10匹程飼って居る人は避ける事
→理由:将来的に多頭飼育崩壊に繋がる可能性が有ります。
・高齢者の方に託すのは控える
→理由:猫さんが若ければ、
 後々猫さんが露頭に迷う可能性が高いです。
・身分の確認できるお知り合い
 もしくは身分証を確認させてくださる方
→理由:世の中には爬虫類の餌にしようと
 里親希望を出したり、虐待目的の人もいます。
・おうちに入らせてくれる方
→理由:おうちに入らせてくれない方やお家を教えない人に
 虐待犯が多いです。

・ペット不可住宅の方へは託さない

5.家族に反対されている場合、
 何故その子を保護したいのか
 真剣に向き合って再度説得してみる。

保護をする事は素晴らしい事です。
猫からすれば本当に嬉しい事ですし、弱っている命を救うのは人として素晴らしい判断です。
本当に助けたければ、そして相談相手が貴方のご家族ならば
真剣にお話しすれば聞き入れては貰えませんか?


上記の内容を再度確認して下さい。
その上で、「どうしても難しい」や、
今この問題に直面している」
という事があればお問い合わせ下さい。

先にもお伝えした通り、
保護活動家は貴方と同じ一般人です。
出来る事、出来ない事が有ります。

ご相談をされる際は必ず貴方に出来ることも明記して下さい。
例えば
・一時保護スペースを確保できる
・里親が見つかるまで家でお世話が出来る
・その子にかかる医療費の負担ができる
・医療費を募る事が出来る


等々。なんでも良いです。
その子を助けたい"あなた"が出来る最大限の事を、
一緒に教えて下さい。

上にあげた事は強制では有りません。
ですが、保護を依頼する人が何もせず
引き受ける人間が全てを請け負うという事は出来ません。
悪しからずご了承下さい。

上記をご一読頂いて、
それでもどうにもならない時や
先住さんと上手くいかない場合のご相談があれば
メールにて詳細をお送り下さい。

 

●COKAで基本的にお手伝い出来ること

1. 外猫さんのTNRのお手伝い、アドバイス
2. 保護をするにあたってのアドバイス
3. 里親探しのお手伝い
4. 保護のお手伝い (状況によります。)
5. 他の団体さんで引受可能な所をSNSで募る

 

※また、ご連絡の際は
最低限名を名乗る、挨拶などの基本的な礼儀は
必ずお守り頂きます様、
また、内容や状況をしっかりと纏めて
分かりやすい内容てご連絡頂きます様
宜しくお願い致します。
こちらが行う返信には速やかにご返信を下さる様
お願い致します。
礼儀の無い方への対応は致しかねますので

悪しからずご了承下さいませ。

ご連絡の際に必須の内容
1. お名前、ご住所(町名まで)、電話番号
2.現在の状況
3.猫の数(何ヶ月齢が何匹、性別がわかる場合はそれも合わせて)
4.医療にかけたか否か
5.現在猫はどこにいるのか(具体的に)
5.あなたはどうしたいのか
6.当会に何をして欲しいのか
7. その子を助けるためにあなたは何が出来るのか
8.上記のチェックリストで行った事

以上を必ず※詳しく※明記の上、ご連絡ください。

 

 

メール
cokaanimalrescue@gmail.com